2013年7月29日月曜日

不思議なチャツボミゴケの世界

尻焼温泉を訪れると、
良く通る道の傍らにとても気になる看板があり、
気になって仕方がありませんでした。
唯一写真付きのこの看板…。
 冬の間は閉鎖されていたので
その近くまでしか行く事が出来なかったのですが、
山の上でも暑いと感じるように晴天に恵まれた
この温泉休日に訪れてみることにしました。
川のせせらぎと、木漏れ日の中に癒されつつ、
苦手な坂道を登り…。
ん!温泉の香りがする!
 途中、気になる表示のプレハブ小屋を見やって…。
水の流れ豊かな…
 徐々に苔むした沢に近づいてきました。
仲良しトンボ
 トンボも気持ちよさげに、
穏やかな水の流れの周りで飛んでいます。
なかなかの強烈Title
 そのうちに、この晴天の日には
何とも似つかわしくない案内札が登場しました。
 そして地獄に到着。
ちなみに穴地獄と言うのは、
ウサギやタヌキがこの強酸性の温泉水の出る
窪みから出られなかったのが由縁なんだそうです。
真っ白
一見、爽やかなせせらぎの様ですが、
実は辺りは草津温泉と同じ香りが漂っていて、
流れる水も温泉水。 
 チャツボミゴケと言うのは
酸性の環境下でしか生息できない珍しいコケで、
この辺りがまぎれもない草津温泉とほぼ同じ酸性泉(ph2.0前後)である事を
教えてくれています。
温泉…♪
 水に触れてみると、
柔らかい水の感触と、
草津温泉街を彷彿とさせる香りがします。
ポコポコと湧出中。
 あちらこちらの水底から
湧出してくる様子が見られました。
 六合村や中之条周辺にあったポスターのような
辺り一面、緑の絨毯!ではありませんでしたが、
流水の周りにびっしりと生える苔の景観は
とても珍しいものでした。
 本来のチャツボミゴケの見ごろは
レンゲツツジの咲く頃や
紅葉の季節なんだそうです。
 人工の音の無い沢の流れる音に聴き入り、
足湯でもしたくなるような温泉浴にそそられつつ、
穴地獄の周りをゆっくりと散策することが出来ました。
 なかなか水の流れと
対話する機会もない昨今、
不思議な自然の中で心穏やかな時間を過ごせたと思います。
 自然や風景を撮っていると、
何度同じ場所を訪れても
二度と同じものを撮る事が出来ない事を
改めて教えられます。
 このチャツボミゴケ公園を
再び訪れる時には、
チャツボミゴケも、
その周りの植物も、
訪れる私自身も、
何もかもが、時の流れと共に
一見変わりなく、実は
全てがまた違ったものとして
巡り会う事を教えてくれるのかも知れません。
 帰って来た今も
そのせせらぎが聞こえてくるかのような、
自然の豊かさいっぱいのチャツボミ公園でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿