2012年11月10日土曜日

広まるべきものが広まる場 寺子屋さん

今回の旅の最初にして最大のメインイベント。
それは…。
彦根市にある
ギャラリー&カフェ寺子屋さんで開かれた、
筆を使わない画家 高辻 賢一さんの
個展の最終日のイベント
「Pianoと絵画のコラボ展」。

Music creatorのTobo Yoshinoさんに
招かれた事でした。

とても楽しみにしていましたが、
その反面、
photographerとして私たち「花情和楽」には
いったい何が出来るのだろう?
この個展へ行く日が近づくにつれて、
自問を繰り返す事も多くなりました。

そんな私たちを温かく迎えてくれた
寺子屋のご店主E.Kさん。
高辻 賢一さん。
Tobo Yoshinoさん。

不思議と
Healing sessionを受けたような心持になりました。

約250年、本当に寺子屋として使われていた建物。
火災でその建物の一部を焼失したにも関わらず、
多くの方々の「残していきたい」強い意志とともに
ギャラリー&カフェとして開かれたお店です。
焼失した部分は最低限の修復以外、
何も行われていません。
余計な装飾は一切ありません。
「あるがまま」の美しさ。
それが体現化された空間です。

寺子屋のご主人、E.Kさんは教えてくれました。
寺子屋は広まるべきものが、広められる空間。

ここ、寺子屋があらゆる思想、作家さん、芸術家さん達の
「目指すべき場所」の一つであること。
ここで広められた作品は後に伝えられ、
あるいはお弟子さんたちが生まれ、
次世代への「循環」となっていく場所であってもらいたいと。

私たち人間が世代交代をなさねばならない
長い年月を寺子屋は
「発信する場所」としての生きてきました。

E.Kさんという新たな店主を得て、
寺子屋はさらにその役割を存分に高めているのだと思います。
主と空間の素晴らしい呼応。

それを教えてくれた声は、握って頂いた手は
非常に温かく、
今も私の心に鮮やかに残ります。
何人もの人々がこの床に坐して…。
そんな空間「寺子屋」さんの中に
高辻さんの絵画が沢山展示されていました。
何とも言葉にできませんが、
夢中でカメラを構えてしまいました。
確かに今だ煤だらけの2階。
しかし、
高辻さんの絵画と寺子屋という空間は
ごく自然に「生きて」いました。

何も飾らないシンプルな
シンプル過ぎる空間。
いつの間にか私は、
写真を撮っているうちに、
頭の中で
「色合い」という表現から「表情」という表現に
置き換えてしまっていました。
生きているものを撮るに等しい思いです。

沢山の方々が残したかった思い、
寺子屋の「発信」する力。
うまく言葉では表現できませんが、
この機会に感謝せずにはいられない、
着いた矢先はそんな思いでいっぱいでした。
(続く、続かせてくださいw)

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