2012年2月2日木曜日

老婆心

ろうばしん : 若い男の人も、老婆の心になれます

老婆と呼べる人がすっかりいなくなりました。
今時のおばあさんはモダンで美しい。
むしろ刻まれた皺の迫力にかけて、寂しい気さえします。

老婆には懐の深さがあります。
その根源は「老婆心」です。

おばあさんが孫を愛して世話をやくような、先回りした親切心のことです。

相手が誰であろうと真心から湧いてくる親切は、
グローバルに発揮されます。
その人が敵であろうと、お腹を空かせていたら、おむすびを与えることのできる親切心。

不安げな道行く人に声をかけたり、いつの間にか草むしりをしていたり、
もう相手がいないのに手を合わせて感謝しているおばあさんを見かけることもあります。

トゲのある社会の隙間をやさしく埋めてくれる存在。

「老婆心」なら社会のキズ口をふさげます。

「老婆心」は若くても、男でも持てます。

「ほっとする禅語」より引用させていただきました。ありがとうございます。
「老婆」という言葉でおばあさんだけ、という印象も持ちやすい言葉です。
しかし、誰にでもできる小さな親切。

最近は「譲り合う」とか、「お互い様」という言葉を掛け合う姿を見ることが少なくなったように思います。

我先に!早い者勝ち!とか、列に割り込んでみたりとか、サービスを過度に求めたりとか・・・。
トゲトゲしいシーンをよく見かけますが、
私たち一人一人にも本当はあるはずです、「老婆心」。
さりげない親切、自分がしたこと。人にしてもらったこと、少し探して見ることで社会のトゲは少しは減っていくのかも知れません。

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